【重要】全体最適のためのルール運用厳格化と第三者委託制度の適用について
2025.09.04
パートナー各位
いつもご支援いただきありがとうございます。
現在、当社では全体の仕組みを見直し、持続可能な体制を整えるため、各種ルールや規約の運用を厳格化しております。
個別のご事情があることは重々承知しておりますが、全体最適を優先し「ルールはすべての方に公平に適用」する方針で対応いたします。
ご理解とご協力をお願いいたします。
第三者委託制度の活用のお願い
総代理店様、代理店様においては、
次のように自社で適切に管理・サポートできる上限を超えた状態が散見されます。
- 傘下パートナー(紹介店・代理店)数が自社管理能力を超過
- 傘下加盟店数が自社サポート能力を超過
当社は規約に基づき第三者委託制度を用意しています。
- 総代理店規約 第5条第8項
- 代理店規約 第5条第8項
本社に報告なく案件が長期放置される事例が多く、契約違反に該当します。
該当する場合、該当の恐れがある場合、速やかに第三者委託制度の活用をご検討ください。
(1)委託の方法は2通り
A. 自社で第三者委託先を選定
- 委託報酬・条件・運用方法は当事者間で契約締結
- 規約に基づき委託先情報を当社へ提出
- 委託先の行為に関する最終責任は委託元に残ります
- 委託相手にも規約遵守を徹底し、教育を行うこと
- 不適切と当社が判断した委託先は規約に基づき却下します
B. 本部に委託(当社指定の第三者へ再委託)
- 受託範囲:代理店業務の一部のみ(総代理店業務・紹介店業務は受託不可)
第三者委託を活用しても適切な業務遂行が行えないと本部が判断した場合は、代理店契約を解除し、45日以内のご連絡に限り、事務手数料・再審査なしで紹介店契約への切替機会を付与します。
役割・業務フローの再確認
まずは、代理店規約をご覧いただき、十分に理解してから業務遂行をお願いします。
当社へのクレームの大半が規約・役割・フローの理解不足に起因しています。返信対応にも過大な負担が発生し、適切な業務遂行の妨げになっています。
業務1(紹介店業務)
- 加盟店候補の発掘/一次説明/申請サポート(リンク発行込み)/ユーザー開拓/
代理店のサポート、規則の学習 等 - 報酬:本部受領の後払等集客手数料(加盟店への謝礼金支払後)の10%
業務2〜11(代理店業務)
- 申請フォロー、契約・導入・運用サポート、トラブル対応、紹介店教育、ユーザー開拓、規則の学習 等
- 報酬:同15%(紹介店はサポートで関与。紹介店へ丸投げ禁止)
※紹介店業務も全て自社(代理店)で行う場合は、合計25%をお渡しします(紹介店10%+代理店15%の合計相当)
「紹介店が動かない」との言い訳は不可。業務2〜11は代理店の責務です。行えない場合は第三者委託または紹介店への種別変更をご検討ください。放置は契約違反です。
代理店業務フロー(要点)
業務2:申請フォロー
- 差し戻し時の迅速対応を主導/不備書類の入手・提出促進
業務3:ヒアリング前までに契約手続き・サービス詳細を説明
- 「加盟店登録」と「代理店登録」の違いも必ず事前に説明(契約解除、返金要請・内容相違クレーム防止)
- 必ずサービス・ルールをまずは代理店が正しく理解し、加盟店候補に理解頂くようお願いします。
業務4:速やかなヒアリング実施
- PTSヒアリング(簡易/入力で「審査済み→ヒアリング回答済み」へ)
- Googleヒアリングシート(詳細 /不適合はこの時点で中止→検討登録抹消依頼をしてください。)
- 代理店が加盟店の代わりに説明できるレベルまで把握。
業務5:契約意向の確認・月次で本部に進捗報告(委託元への報告義務)
- 加盟店の意向を確認後に「本契約に進む」ボタンを押下。
業務6:契約送付後のフォロー
- 通知後3日以内にサインバック誘導/再送要否の判定
- 再送が複数回発生する案件は機能不全とみなし、紹介店への種別変更を要請
業務7:アカウント発行後の初回ログインフォロー・期限管理・再発行手配
業務8:店舗情報・ギフトカード設定の伴走
- アプリにログインしたら速やかに
業務9:日々のQ&A、アプリ操作レクチャー、ルール改定の周知
業務10:トラブル対応(必要に応じて第三者委託の一部受託可)
- 代理店が主体的に責任をもって対処してください
- 本部(第三者委託)・紹介店による対応はあくまでサポート範囲
業務11:紹介店教育・開発、ユーザー開拓、規則学習(本部は受託不可)
本部が受託する第三者委託の範囲と手数料
受託区分(2系統)
- 契約関連業務:業務2、業務4〜6
- 導入・日常業務:業務3、業務7〜9(+業務10の一部)
手数料(いずれも代理店報酬 同15%のうち各40%)
- =本部受領の後払等集客手数料(加盟店への謝礼金支払後)の6%相当/系統
- 当社にて控除後、残余を代理店報酬としてお支払い
受託不可
- 総代理店業務/紹介店業務(全面受託不可)
業務10の全面代替・業務11(自社委託先を各自で契約)
強制的な第三者委託の適用基準(重要)
次の場合、予告なく第三者委託の適用または種別変更/契約解除に至ることがあります。
- 審査差戻し後、加盟店から1か月無反応、または合理的な理由なく1ヶ月対応未完了
- 本部は今後、再三の催促は行いません。
- 特別な合理的な事情がある場合は申請前にご相談ください。
- 加盟店には「最後の連絡から1か月返答がなければ削除」の旨を事前周知
- 審査完了からサインバックまで1か月超
- 合理的理由の事前連絡がある場合を除く。
- 本部連絡に2週間以上無返答の場合は例外除外。
- 「準備中」案件は除外
- 利用予約契約締結済み・書類不備なし・本部に検討状況を報告している場合は除く(原則月1回の進捗報告必須)
- 長期放置や加盟店側からのクレーム等により、本部が適切な業務遂行が困難と判断した場合
- 加盟店アカウント発行後、45日以内に加盟店によるログインがなされない場合
- 合理的な理由を事前に本部に連絡した場合を除く
- 加盟店のフォローを催促しても、30日以内に適切な対応がなされない場合
- 合理的な理由を事前に本部に連絡した場合を除く
- フォローのフィードバックを求めます。
これらは案件単位または代理店単位で適用します。対象企業様には個別通知します。
既に8月25日までの猶予(総代理店経由で通知済)を設けました。順次、第三者委託の通知を実施します。一部の業務遂行者については、既に**契約解除(紹介店へ移行)**を実行しております。
強制的な第三者委託の適用通知
- 都度、代理店業務遂行者の登録メールアドレス宛に通知します。
- ステータスが動いている案件、当社パートナーサクセス課が関与し進行が確認できる案件は強制適用を避ける予定ですが、上記期日を過ぎた案件は、予告なく第三者委託制度の利用を強制する可能性があります。
- 納得いただけない場合は、契約の解除をお願いします。
注)株式会社サンパティック傘下のパートナー様に関しては、伝達に不備があったため、2025年9月25日までの猶予を別途設けます。
すでに紹介店に移行された法人については、2025年9月25日までの状況を見て再検討いたします。代理店に戻る対象となった法人にのみ、当社よりご連絡いたします。
本件の判断は、直近の是正未了だけでなく、過去の違反行為や放置案件の累積的影響を踏まえた総合評価に基づくものです。そのため、是正が完了した場合でも、必ずしも処分が撤回されるわけではありません。また、本件により代理店への契約変更が自動的に行われるものではございません。
申請方法・連絡窓口
- 第三者委託の申請:指定フォームから申請/または法務部からの第三者委託指示メールへの返信でも可
- 加盟店と連絡が取れない場合:放置せず本部へ相談してください(放置は迷惑行為)
- 代理店業務の履行が困難:速やかに第三者委託または紹介店への種別変更を申請してください
最後に(全体最適・公平運用へのご協力のお願い)
当社はこれまで、「予告 → 待機 → 再フォロー(複数回)」という運用を重ね、できる限り柔軟に対応してまいりました。しかし、その裏側では過度な負担と停滞を生み、本来注力すべき価値創出の活動を圧迫しているのが現状です。
さらに、一部のパートナーにおいては「甘え」が生じ、案件を放置したまま要望だけを繰り返す事例が散見され、全体の歩みを大きく妨げています。
このような状態を看過すれば、誠実に取り組む方々の努力を踏みにじり、結果的に、全体の信頼を損なうことになりかねません。
今後は、案件放置や義務不履行に対して長期の猶予は設けません。
必要に応じて第三者委託を強制する、あるいは契約種別を変更するなど、ドライに対応してまいります。柔軟な配慮は「責任を果たす姿勢」を前提とするものであり、その前提を欠く場合には一切の特例を認めません。
もちろん、私たちも一人ひとりの事情に寄り添いたい思いはあります。
しかし、特例は一時的に誰かを救うように見えても、全体のバランスを損ない、長期的には皆さまの不利益につながります。
私たちは今、大きな変革期を迎えています。
これまでの延長線上では通用しない場面が増えてきました。
だからこそ、誰もが同じ基準で責任を果たし、安心できる仕組みを築くことが不可欠です。
この基盤が整えば、初めて、ユーザーへのサービス強化、加盟店支援、新しい企画の実現に全力を注ぐことができます。
そしてその成果は、最終的に皆さま一人ひとりの成長と利益に還元されます。
厳しい方針に映るかもしれません。
しかし、これは「真剣に取り組む仲間」を守り、組織全体の未来を切り開くためのものです。
私たちは一人ではなく、皆さまと共に進みます。
どうかこの変革を自らの成長の機会と捉え、次のステージを共に築いていきましょう。
その先にこそ、私たち全員の成功があります。
次のステージへ進むため、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
文責:ポイント機構 ビジネス法務部